2014年10月24日金曜日

アール・ブリュットの合同企画展が開催されます!

来月11月から日本財団主催のアール・ブリュット美術館合同企画展が開催されます。
みずのき美術館(京都府)を皮切りに、鞘の津ミュージアム(広島県)、はじまりの美術館(福島県)、藁工ミュージアム(高知県)の4つの美術館を約1年かけて巡回するようです。
http://www.art-annual.jp/news-exhibition/news/40655/
 http://artbrut-nf.info/
アーティストの日比野克彦氏が監修を務められた本企画展のコンセプトにも注目です。

"アール・ブリュット"はもともと関心を寄せている方にとっては馴染み深い言葉ですが、突然耳に入ってきた場合、頭の中にはクエスチョンマークが浮かびます。アール・ブリュットって何?という問いかけには、ジャン・デュ・ビュッフェが提唱した言葉だけで十分なはずなのですが、捉え方も多様化しています。 その普遍的な問いを再度見つめなおそうというのが本企画展です。近かったら、絶対行くのに!

約30名のアール・ブリュット作家が出展予定とのこと。その中の一人に、なんとー!!第一回アール・ブリュット札幌展にも出展くださった畑中亜未氏もお名前にあがっています。クレヨンで深く塗り込む画風で、彼女はその時々に興味のある対象物を描き続けます。中でもとてもユニークな「灯り」シリーズは札幌展で展示させていただきました。印象に残っている方も多いのでは?
札幌展で見れなかった畑中さんの作品も並んでいることでしょう。観たい・・・!

この方の作品との出会いは、旭川の陶芸家、工藤氏からの紹介でした。私達委員会メンバーにとって思い入れの強い方です。
他の作家をみると、日比野克彦氏ご本人も出展、そして岡本太郎氏の名前まで。とても幅広い作品展ですね。 出展者は各美術館のキュレーターが選出したそうです。畑中さんすごーい!


お近くへお越しの際は、是非立ち寄られてみては。趣ある美術館の建物とアートの融合も素敵だと思います。 

                    


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