2013年12月24日火曜日

キャンバスの様に

  おはようございます!  とうとう札幌も、この連休の間で真っ白い雪に覆われてしまいました。雪の下にはつるつるの氷が潜んでいて、無事に歩くのに一苦労です。

   今、何もないところから準備をし、計画を立て形にしていくことの難しさ、楽しさを、メンバー一同味わっております。味わって、そして美味しい状態で皆様にご提供出来る日を楽しみにしています!
   そして今日は メリークリスマス2013!!!(≧∇≦)今年も残すところ一週間足らずとなってしまいました。今年がとうとうゆく年になってしまいます(;_;)  来る年も、健やかに、心豊かに過ごせたらと思っております*\(^o^)/*



  前回のブログの最後にご紹介した、ジャン・デュビュッフェの言葉…

  「芸術はわれわれが用意した寝床に身を横たえに来たりはしない。芸術は、その名を口にしたとたん逃げ去ってしまうもので、匿名であることを好む。芸術の最良の瞬間は、その名を忘れたときである。」

  おそらくこの言葉はありとあらゆる芸術に対して放たれる金言のようなものでしょう。
  加えて、この言葉はアール・ブリュットそのものを説明するのにとても適しているとも言われます。アール・ブリュット作家は自己の世界を生き、完結しています。誰かに見せて、名声を得る欲はほとんどなく、あくまでも“個人的な”心の表現をしています。もしかしたら表現している時間そのものがそのアーティストにとっての至福の時なのでしょうか。

  
  という事で……今月中には額選びという、大事なお仕事があります!額ってお高いですわね〜。。。知人から、親からと、お借りできるものはお借りして、作品自体がまだ手元にあるわけでは無いのでイメージ通りに合うかどうか…と色々頭を悩ませている、師走下旬です。

  ここで、名刺が出来ました!!委員長、副委員長、事務局長の!顔写真は付いてませんが、アール・ブリュット札幌展実行委員会のロゴがイカしてます!  デザインしてくれた札幌界グラフィックデザイナーの星、Kjr.、ありがとう!!

  そして昨日は、委員長のバースデーでした!!おめでとう!!! *\(^o^)/*



      (YK)

2013年12月16日月曜日

いざ、旭川へ!

  おはようございます!  今回は新しい出会いと旅のお話を。
  このページを開いて下さって、本当にありがとうございます*\(^o^)/*

  札幌は大吹雪に見舞われた先週末、私達実行委員メンバーとボランティアの方々との初顔合わせがありました。来年3月の第一回アール・ブリュット札幌展でお世話になる映画のイベントをされてる方や、作品からグッズを起こすお仕事の経験をされてる方にも参加していただきました。忘年会と銘打って、美味しいシンガポール料理をいただきながら、まずは自己紹介から。
  初顔合わせでしたので多少の不安がありましたが、アール・ブリュットに魅せられたと言う唯一の共通点がそれを吹き飛ばしてくれました。そう、本当にそれしか共通点がなかったのです。けれども、とても楽しく過ごす事ができました。それだけ、魅力があるのですね。。。この中毒性のあるアール・ブリュット。。私達も展覧会を開催するにあたってまだまだ勉強していかねばならぬ事、知っておかなければならない事は沢山あります。展覧会まであと3ヶ月、皆様に楽しみにして頂ければ幸いです!  (引き続き、ボランティア大募集していますので興味の湧いた方、ご連絡下さい)

  時をさかのぼる事数時間前………実行委員メンバーは旭川におりました。旭川は比布町…さ、寒い!耳がちぎれそうです!80デニールのタイツも役立たずです!

  旭川への旅の目的は、日本のアール・ブリュットにおける第一人者、工藤和彦氏にお会いする事でした。長身のとても気さくな方でした。

                       (右から二番目が工藤氏)

  ご自身は陶芸家であり、そして「NPO法人 ラポラポラ」の代表をされています。ラポラポラは、北海道のアール・ブリュット作家の創作支援や展覧会の企画などを中心に活動している団体です。そこで2009年に企画された「アロイーズ展」で、我らが委員長が深い感銘を受け、今回の札幌での企画に繋がったという次第なのです。

  アロイーズ。。。お恥ずかしながらブログ担当者はこの実行委員会に関わるまでは全く知りませんでした。アール・ブリュットの世界ではとても有名な女性アーティストです。ご存知ない方、ここで、少しお時間を作って是非「アロイーズ」で検索してみて下さい。甘く官能的な作品を見る事が出来ます。併せて、略歴なども見ていただくと、なんとなく「アール・ブリュット」が見えてくるのではないかな、と思います。

  今回は、工藤氏が保管されている札幌在住のあるアーティストの作品をお借りすることと、講演のお願いにあがりました。その、お借りする作品群は…ずっと見ていたい…としか言えません。後は皆様に直接確かめていただきたいと思っております。
  工藤氏の講演は初日の3/16(日)に企画させていただいています。是非、ほんの少しだけ、アール・ブリュットの予習?をされてから聴講していただくと、とても有意義な時間になるはずです。予習とは、アール・ブリュットに興味を持ってもらう事で十分です。

  生(き)の芸術。アール・ブリュットと言う概念を最初に提唱したジャン・デュビュッフェは、次のような言葉を残しています。
 「芸術はわれわれが用意した寝床に身を横たえに来たりはしない。芸術は、その名を口にしたとたん逃げ去ってしまうもので、匿名であることを好む。芸術の最良の瞬間は、その名を忘れたときである。」  


                                                        (YK)

  

2013年12月4日水曜日

楽しい作業、作品選定

  はじめまして!実行委員メンバーのYKです。今回は委員長にかわり、ブログ書かせて頂きます。以後他のメンバーも更新していきます。
  去る11月23日、実行委員のメンバーで作品選定の為に再びともに福祉会さんへおじゃましてきました。なにせ、ともにさんに置いてある膨大な量の作品を前回の一日で全て見れるのは不可能でして。。。

  結局、「これ、いいね!」と皆の意見が一致する作品は前回と同様で、また、新たに素敵な作品達にも出会えました!実行委員やっててよかった!楽しい!イエイ!

  作業の途中、作品が置かれている部屋の片隅に可愛いものを発見。

  青い鳥の木綿の袋が沢山に積まれていました。これは、ともに福祉会さんへ通われている作家さんの作品をこうした雑貨に起こしたものです。それぞれの絵に合ったグッズにデザインしていくお仕事もある事を、今回の実行委員会に参加していく中で知りました。
  作品選定でとてもお世話になっている職員さんに尋ねたところ、片隅にあったそれらはいわゆるB級品だそうで、プリントの色味が薄かったり、プレスで焦げたりして販売できないとの事です。しかし、それも味が出てます!個人的に私はB級品、B級グルメは大好きです!「持ってって〜」に遠慮することなく、一人二枚ずつゲット。この袋を下げている人を見かけたらおそらく私達でしょう。
  第一回アールブリュット札幌展の会期中には、この様な可愛いグッズも沢山置かせていただく予定です。

  作品は、何かしら心に訴えかけてくれる、ほっこりした作品もあれば情熱的な作品もあります。ぜひ、札幌の皆様に観て頂きたいと思っております。

  作品選定はまだまだ続きます。どんな素敵な絵に出会えるか、楽しみです。
 
                                                       (YK)

2013年11月1日金曜日

第一回アールブリュット札幌展開催日時決定しました!

じゃ~ん!
第一回アールブリュット札幌展!
2014年3月16日(日)から3月22日(土)まで、札幌市中央区南11条西7丁目【オノベカ】さんで開催決定しました!!




開催まであと4か月半、面白い展覧会になるように、実行委員みなで準備がんばっています。
アールブリュット好きな方も、そうじゃない方も(笑)、是非足を運んでいただけると嬉しいです。

また、展覧会開催に向けて、私たちの活動を応援してくれる仲間を募集しています。
ご寄付、広告によるご協賛、宣伝ボランティア、当日会場でのボランティア…などなど、
絶賛大募集中です!
興味を持たれた方は、以下のお問い合わせ先までご連絡ください。

≪お問い合わせ先≫

アールブリュット札幌展実行委員会
artbrutsapporo2014@gmail.com
または
アールブリュット札幌展実行委員会 代表 國陶 たやか
tayaka_k@hotmail.com

ご連絡お待ちしております!



2013年10月9日水曜日

ともにアート展、明日までです!

「ともにアート展」へ行ってきました!

ともにアート展とは…前回のブログでご案内した≪ともに福祉会≫さんが年に一度開催しているアート展です。
約10年間にわたる創作活動の結果、4000点を超えるアート作品たちを所持されているともに福祉会さんですが、毎年行われているこの「ともにアート展」では、新作をメインに展示しているようです。






グッツコーナーも充実しております!笑




明日10月10日16時まで、札幌サンプラザのロビーで開催していますので、ぜひ足をお運びください!(お知らせがぎりぎりになってしまいすみません…)

札幌サンプラザ:札幌市北区北24条西5丁目

2013年9月14日土曜日

ともに福祉会のアートギャラリー「ひろば」へ見学に行ってきました!


≪アールブリュット札幌展≫に出展していただく、社会福祉法人ともに福祉会さんへお邪魔してきました~!

社会福祉法人ともに福祉会さんとは...
札幌市西区にある知的障がい者通所授産施設です。知的障がいを持つ方を対象に就労支援事業などを行っています。
週に一度創作活動の時間があり、そこで生まれた作品を常設展示するギャラリーが今年の春オープンし、テレビや新聞にも取り上げられ話題を呼んでいます。

明るい光が差し込むギャラリーはこんな感じ↓↓↓


女子大好き、雑貨コーナーもあります!絵画をプリントしたエコバックやクッション、ポストカードや便箋など。



ちょうど創作活動の日に伺ったので、見学させていただきました。
アクリル絵の具で豪快に描いてますね~!


こちらの女性はパステルクレヨンで。何を書いているかわかりますか?キツネと気球だそうです。


カラーサインペンで画用紙を塗りつぶしています。とても細かい作業です。


水彩絵の具で写真をモデルに花を描いています。でもそっくりそのままではありません。画用紙の大きさに合わせ、バランスを変えて再構成され、とても生き生きした感じになっているんですね。
下書き段階なので見えないかな?


みなさん、自分の描きたいものを好きな画材でマイペースに描いてらっしゃいました。
そんな創作活動の中から個性的で独創的な作品が生み出されるのですね。

来春のアールブリュット展ではその4000点あまりの中から厳選して20~30点くらいをお借りして展示する予定です。

お楽しみに!!!

また、ともに福祉会のアートギャラリー「ひろば」にも是非足をお運びください!

 場所:札幌市西区発寒14条14丁目2-33
 電話:011-663-0200
 時間:10:00~14:00 (土曜日は9:00~12:00)
 休館日:日曜日

2013年9月11日水曜日

リトルローズで開催中の織り展に行ってきました!


≪アールブリュット札幌展≫で織製品を出展していただく予定の、社会福祉法人「草の実会」生活介護施設〈リトルローズ〉で、ただいま「織り展」開催中です!

社会福祉法人草の実会さんとは…
札幌市内で障がい者日中活動支援事業や障がい者地域自立生活支援事業などを行っているところです。その日中活動支援事業のひとつとして、織り機を使った手織製品や木工品などを作っているのが南13西7にある生活介護施設〈リトルローズ〉です。
〈リトルローズ〉の1Fには、そこで作られた織製品を展示販売するショップがあり、今回の織展はそのショップで開催されています。

利用者の方々が織った個性豊かな作品がずらり!





織りの風合いを生かしたタペストリーや、おしゃれに加工した財布やペンケースなどの小物がスペースいっぱいに展示販売されていました。

全部かわいい~♡
作品選定も兼ねてアールブリュット札幌展実行委員会の女子メンバーで見に行きましたが、皆、目的を忘れ自分用の小物選びに没頭…?



「織り展」は9月14日(土)まで開催されていますので、是非足をお運びください!
市電通り沿いです。こんなかわいい看板が出ていますよ。






2013年9月4日水曜日

art brut sapporoのブログへようこそ!

はじめまして!
art brut sapporoのブログへようこそ!!!

このブログでは、2014年春に開催予定の≪アールブリュット札幌展≫についての情報を発信していきたいと思います。

その前に…あまり馴染みのない「アールブリュット」という言葉について、少しだけ説明したいと思います。

「アールブリュット」とは、フランス語で「生の(brut)芸術(art)」という意味の造語で、自身の内から湧き上がる衝動のままに表現した芸術作品やそのスタイルのことを指します。
1945年にフランスで提唱され、その後「アウトサイダーアート」と英語に意訳され、世界中に広まっています。

といっても「???」ですよね…。

芸術の世界において、何かを言葉で説明しようとするのは難しいですね。
アールブリュットも絶対的な定義というものはなく、それぞれが自分なりに解釈して楽しめたら良いのではないかと思います。


≪アールブリュット札幌展≫では、札幌在住のアールブリュット作家の作品を中心に絵画や手工芸品などを多数展示する予定です。
また、このブログでも国内外の様々なアールブリュットの作品を紹介していきたいと思います。

みなさんも、それらをご覧になり、ぜひ自分なりの「アールブリュット」を楽しんでくださいね!